シルクプリントの調色についてです。

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プリントの色について

シルクプリントを始める時に、一番最初に取り掛かるのが、色の調合です。
弊社のサイト内にも、おおまかなプリント色は載せてありますが、これは分かり易く一般的な色だけにしてあります。
シルクの場合、白以外は全てその都度作ります。工場によりまして赤とか黄、ブルー、グリン、ピンク等ある程度作っておく場合もありますが、実際にプリントする際にはそれにプラス添加剤を加えます。
そうする事でプリントを強くする為ですが、添加剤を加えたインクは、数日しかもたない為、基本的には使う分を使う時に作るのがベストかと思いますので、弊社ではその様な形で作業しております。
Tシャツプリントの色は、基本は水性のラバー(マット)バインダーに顔料の色を加えて練り合わせ調色していきます。
色作りというのはかなり難しくて、例えば茶色を作る場合は黄、赤を練り合わせでその中に黒を足して茶色にしていく分けですが、3色の色を混ぜますので、バランスの配合を少し違えるだけで、中々作りたい色に近ずかない、なんて事はよくあります。
シルクの職人は、色が合わせられる様になれば、一人前と云われて来た様に、かなり苦労する時があります。
最近は、初心者の方でもイラレ等デザインソフトの中でYMCKの配合比率を調べる事が出来ますので、比較的簡単に近い所までは、どんな色でも出せる様にはなりました。ですが、YMCKの配合比率には白がありません。
薄く、濃くは、透明のメジュームでの表現です。
シルクプリントは、基本がマットのバインダーから作りますので、それにはすでに白が含まれております。
分かり易く言いますと、「透明感を持たせて薄く出来ない」と云う事です。ですので、どうしても濁った感じで薄くする事になります。
今、ご説明している薄くというのは、赤で例えますと画用紙に赤で描いた色を、更に水で薄めて描いた場合と比べますと、同じ赤でも濃さ(色のトーン)が違います。
ところがシルクの場合は、水で薄めるのではなく白で薄くすると言うことで、赤から、少しずつピンクになります。

少し専門的なお話になりましたが、Tシャツプリントの色作りの一例です。

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