Tシャツプリントに使用するインクの種類について。

インクの種類について

インクのイメージ

通常は、ラバー(レジューサー)タイプが殆どではありますが、その中でも一寸変わった種類のご紹介です。
ゴムタイプ、ヒビ割れ、再起反射、蓄光、ブラックライト、紫外線・温度感応、抜染等があります。
この中には、 現在は余り需要がない為にメーカーで生産中止された商品もありますが、シルクスクリーンの守備範囲という事でのご紹介です。

ゴムタイプというのは、一般のラバーと少し違いまして、生地の伸縮に対してかなりの対応を、してきます。 通常のラバーインクでも、かなり伸縮性は優れておりますが、その比ではありません。スイムキャップ、水着等にも使われますが、その場合は油性インクを使用します。Tシャツ等に使用するのは水性で、表面の仕上がり状態がゴムの様にしたい場合に使用します。 どちらかと言えば、貼り付けた様な感じです。

ヒビ割れというのは、かなり厚盛プリントした後に150~160度位の温度でプレスをかけます。 そうしますと、プリントされたインクが割れで、ひび割れを起こします。製版でひび割れの状態を、作るのではなくインクを割ります。 古着の感覚でというコンセプトで作られたインクです。(現在は、単価の事もあり余り使われてはおりません。)水性です。
割れ方が、それぞれに違いますので、長所でもあり、短所でもあります。

再起反射(水性、油性)というのは夜間に光が当たると反射するインクです。テープ等は、ホームセンター等で売られておりますが、 シルクでプリントする場合は、クリアバインダーに細かいガラス粉を練りこんでプリントしていきます。仕上がりの状態は、テープとか、反射板等と比較しますと、若干反射の感度が劣りますが、衣類に縫いつけるのではなく、お好みのデザインがプリント出来ます。

蓄光(水性、油性)と言いますのは、光を蓄えて、暗い場所に行くと光(イエローグリン)を放つインクです。余り使われておりませんが、その理由としましては、単価が高いのと、色がイエローグリンのみです。
濃色生地の場合は、下地に白をプリントして、その上から、 蓄光を、プリントします。
明るい場所では、プリント色がほぼ白ですが、光の無い場所では、イエローグリンになります。 他の色で、蓄光しないかと思いまして、下地を、赤等でプリントして、上にかなり厚めに蓄光を、プリントしたのですが失敗でした。

ブラックライトインクというのが出来ないかというお問い合わせを、頂く事がごく稀にありますが、このインクは、ブラックライトの当たる場所のみで反応するインクです。ですので使用範囲がごく限られた所となります。その光が当たらない場所では、プリントが分かりにくいです。(蛍光と同類ですが、色が付いていない為に若干光って見えます)

紫外線・温度感応
この種類は、以前にプチブームがありまして、各メーカーも色々出してきましたが、現在は需要が無く、 殆ど撤退したようです。(僅かですが、ロット数によってはというメーカーもあります) 紫外線とか温度によって、色が変化してきます。
プリントの単価も高く、ロット数のある場合のみご相談下さい。(1000以上)

抜染について。
他のページでご説明しましたが、重複致しますが、抜染は今ある生地色を抜いて新に別の色で染める事です。 抜染用のバインダーに尿素と染めたい顔料を練り合わせてプリントし、その後熱処理致します。 特徴は、生地の風合いを損なわない為に自然な感じに仕上がります。
注意点は、プリント終了後水洗いが必要なのと、抜染対応の染料を、使用したシャツに限られます。

色々と特殊インクについて、書きましたが始に書きました様に、すでにメーカーで生産中止された商品もあります。 単価のかなり高いインクもありますが、シルクスクリーンは、かなり細かい分野までの対応が可能ですので、 どんな事でも構いませんので、お困りになった事、やってみたい事、分からない事等、なんでも構いません。 お問い合わせ下さい。

シルクプリントの調色について詳しくはこちらのページへ

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